Garmin Forerunner 265と570のどちらを買うか悩んでいる方は、次の疑問を抱えていると多いと思います。
- 265と570の価格が記事によってバラバラで、今いくら違うのか分からない
- 「第5世代心拍計」「マイク・スピーカー」「皮膚温」が自分に必要かわからない
- 型落ちと新型のどっちを選ぶべきかわからない
先に結論をお伝えすると、走るための計測機能はほぼ同じで、570が上回るのは「心拍計の世代・通話と音声・皮膚温などの健康指標・質感」の4点です。逆にバッテリーは265の方が長く、地図はどちらモデルにもありません。本記事では、Garmin公式の技術仕様を突き合わせて違いを比較表に整理しました。さらに、Amazonの利用者の声を引用しながら、どちらのモデルを購入するべきか解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ガーミン Forerunner 265と570の4つの共通機能

570は265の後継モデルですが、「ランニングの計測と分析」の機能はほとんど変わりません。ここでは具体的に次に4つの共通点を解説します。
- AMOLEDタッチディスプレイと5ATM耐水
- マルチバンドGPS・SatIQ・気圧高度計
- トレーニングレディネス・乳酸閾値・モーニングレポート
- Suica・音楽保存8GB・地図なし
AMOLEDタッチディスプレイと5ATM耐水は共通
265も570も、有機EL(AMOLED)のタッチディスプレイと、水泳に使える5ATM(50m)耐水を備えています。265は1.3インチ(416×416)、570は47mmが1.4インチ(454×454)で、画面サイズこそ違いますが、表示方式・タッチ操作・5つの物理ボタンという操作性は同じです。
どちらもGorilla Glass 3のレンズで、常時表示(AOD)のオン・オフも選べます。「AMOLEDだから屋外で見えない」という心配は、どちらを選んでも不要です。後述のレビューでも、265・570ともに「ディスプレイが見やすい」という声が多く、画質の差はほとんどないと言えるでしょう。
マルチバンドGPS・SatIQ・気圧高度計も共通
265と570は、L1とL5の2周波を受信するマルチバンドGPSと、状況に応じて測位モードを自動で切り替えるSatIQに両方とも対応しています。そのため、ビル街や山間部での追跡・測位のズレを抑える性能は、ほとんど同じです。
570はGNSSにBeiDouが追加されていますが、日本国内での差を公式は明示していません。気圧高度計もどちらも搭載しており、獲得標高や階段の上り下りの記録もどちらも測定可能。そのため、GPS精度を理由に570を選ぶ必要はないと言えます。
トレーニングレディネス・乳酸閾値・モーニングレポートも共通
トレーニングレディネス・トレーニングステータス・HRVステータス・乳酸閾値・モーニングレポートは、265と570の両方に搭載されています。その日の練習強度を提案する「毎日のおすすめワークアウト」、レースの目標ペース配分を作るPacePro、Garminコーチのトレーニングプランも同じです。
ランニングダイナミクス(ピッチ・上下動・接地時間)も手首だけで計測できます。逆に、リアルタイムスタミナとフルカラー地図はどちらにもなく、必要なら965・970の900番台になります。
なお、エントリーモデルの70やハイエンドモデルの970の比較は次の記事で行なっているのでぜひ参考にしてみてください。

Suica・音楽保存8GB・地図なしも共通
Suica(Garmin Pay)による決済、8GBのメモリに音楽を保存してスマホなしで聴ける機能、スマホ通知の表示は、265も570も対応しています。Wi-Fiでの同期も同じです。
ただし前述のとおり、地図の表示はどちらもできません。コースデータを転送して線をたどる「コースナビ」は使えますが、周辺の道路が描かれる地図は900番台の機能です。
ここまでの共通部分がガーミンのミドルクラスの性能であり、以降で解説する違いはすべて「走る計測」以外にあります。具体的な違いを次章で解説します。
Forerunner 265と570の違い|比較表で5つの差分を確認
違いは「心拍計の世代」「マイク・スピーカー」「健康指標」「質感とサイズ」「バッテリーと価格」の5つに整理できます。まずは共通機能も含めた比較表で全体像をつかんでください。
| 項目 | Forerunner 265(265S) | Forerunner 570 47mm(42mm) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2023年3月2日 | 2025年6月5日 |
| 希望小売価格(税込) | 62,800円(265Sも同額) | 89,800円→74,800円(2025年11月改定) |
| Amazon価格(2026/9/13) | 57,088円(265 Music) | 68,000円 |
| ディスプレイ | 1.3インチ AMOLED 416×416(265S:1.1インチ 360×360) | 1.4インチ AMOLED 454×454(42mm:1.2インチ 390×390) |
| サイズ・重量 | 46.1×46.1×12.9mm・47g(265S:41.7mm・39g) | 47×47×12.9mm・50g(42mm:42.4mm・42g) |
| レンズ/ベゼル | Gorilla Glass 3/繊維強化ポリマー | Gorilla Glass 3/アルミニウム |
| 光学式心拍計 | 第4世代 | 第5世代 |
| マルチバンドGPS/SatIQ | ◯/◯ | ◯/◯ |
| 気圧高度計/Suica | ◯/◯ | ◯/◯ |
| トレーニングレディネス/乳酸閾値 | ◯/◯ | ◯/◯ |
| リアルタイムスタミナ/地図 | —/— | —/— |
| マイク・スピーカー(通話・音声操作) | — | ◯ |
| 皮膚温/イブニングレポート | —/— | ◯/◯ |
| 暑熱・高度への適応/スマート起床アラーム | —/— | ◯/◯ |
| ゴルフ機能 | — | ◯ |
| 音楽保存 | 8GB(最大500曲) | 8GB |
| バッテリー(スマートウォッチ/GPS/マルチバンド) | 約13日/約20時間/約14時間(265S:約15日/約24時間/約15時間) | 約11日/約18時間/約14時間(42mm:約10日/約18時間/約13時間) |
| 耐水 | 5ATM | 5ATM |
ここでは、次の5つを解説します。
- 光学式心拍計の世代(第4世代と第5世代)
- マイク・スピーカーによる通話・音声操作
- 皮膚温・イブニングレポート・暑熱と高度への適応
- ベゼル素材・画面サイズ・2サイズ展開
- バッテリーと価格
光学式心拍計の世代(第4世代と第5世代)
最も大きな違いは心拍センサーです。265は「第4世代」、570はGarminの2025年以降モデル向けの「第5世代(Elevate Gen5)」の光学式心拍計を搭載しています。実際に、Garmin公式は570について心拍計測の精度向上をうたっています。皮膚温の計測も第5世代の新センサーで可能になりました。
ただし、第5世代の目玉である心電図(ECG)アプリは、Forerunnerでは970のみの対応で、570では使えません。心拍が急変する練習で、より正確な心拍数を見たい方には570がおすすめです。
マイク・スピーカーによる通話・音声操作
570は970と同時に、Forerunnerシリーズで初めてマイクとスピーカーを内蔵し、スマホと接続した状態でのBluetooth通話と、スマホの音声アシスタントの呼び出しに対応しました。265にはマイクもスピーカーもありません。
スマホと連携して通話機能を利用したいという方は新型である570がおすすめになります。
皮膚温・イブニングレポート・暑熱と高度への適応
570には、265にない健康・コンディション系の指標が3つ追加されています。就寝中の皮膚温の変化、翌日の予定と睡眠目標を前夜に確認できるイブニングレポート、そして暑い日や高地でのパフォーマンス低下を補正する「暑熱と高度への適応」です。皮膚温とイブニングレポートは570と970で新たに加わった機能です。
2025年以降のモデルでは、暑熱と高度への適応は965などの上位機だけの機能が、ミドルエンドの570にも搭載されるようになりました。こうした機能は体調の推移を見たい方に魅力的と言えるでしょう。
ベゼル素材・画面サイズ・2サイズ展開
570はアルミニウムベゼルの素材、265のベゼルは繊維強化ポリマーでプラスチック感が強い印象があります。
サイズは、265が46.1mm(265Sは41.7mm)、570が47mmと42.4mmで、どちらも大小2つから選べます。手首が細い方は265Sか570 42mmがおすすめです。
バッテリーと価格
バッテリーは265の方が長持ちします。スマートウォッチモードで265が約13日、570が約11日、GPSモードは265が約20時間、570が約18時間です。マルチバンド使用時はどちらも約14時間で並びます。フルマラソンやウルトラで長時間GPSを回す方は、265の方が安心です。
価格は、570が2025年11月に希望小売価格を89,800円から74,800円へ改定したことで、差が縮まりました。2026年9月13日時点のAmazon価格は265 Musicが57,088円、570が68,000円で、差額は約11,000円です。3万円近い差を前提にした古い記事とは状況が変わってきたと言えるでしょう。
Forerunner 265と570の口コミ|Amazonの高評価レビューを機種別に紹介
ここでは、Amazonの高評価レビューから、購入者が実際に評価しているポイントを機種別に紹介します。次の2機種の口コミを解説します。
- Forerunner 265の口コミ
- Forerunner 570の口コミ
Forerunner 265の口コミ
日本旅行でSuicaを利用したくて購入しました。
★5「使いやすく大満足です」/引用元:Amazon
初期設定もスムーズで、Garmin Connectとの連携も簡単でした。GPSの精度は非常に高く、ランニングやウォーキングの記録も正確です。Body Batteryや睡眠分析などの健康管理機能も充実しており、毎日活用しています。
バッテリー持ちも非常に良く、毎日充電する必要がない点は大きな魅力です。AMOLEDディスプレイも見やすく、操作性も快適でした。
台湾から購入しましたが、配送も早く梱包も丁寧でした。日本へ旅行する機会が多いため、Suica対応はとても便利で重宝しています。
機能性・使いやすさ・バッテリー性能のどれを取っても期待以上でした。長く愛用したいと思います。おすすめできる製品です。
245からの買い替えですが、とにかくディスプレイが見やすく、GPSの捕捉も早いと思いました。
★5「見易いディスプレイでテンション上がります」/引用元:Amazon
機能的には十分すぎるほどなので、あとはバッテリーがGPSモードで30時間位もってくれると嬉しいです。
カロスペース3と両方使っています。
★4「高性能」/引用元:Amazon
高性能でいいと思います。多種多様な体のデータが取れます。機能が多すぎるぐらいです。ランニングデータだけ詳細に分かればよいと言う方はカロスの方がいいかも。電池持ちはカロスには負けますが十分です。1週間は持ちます。
Forerunner 265は⭐︎4.5(748件)の好評価を獲得しています。265の口コミは、ディスプレイの見やすさ・GPSの捕捉の速さ・バッテリーが1週間持つ点に評価が集まっています。発売から3年経っても「これからでも買い」という声が多く、ランニングの計測に不足を感じている購入者はほぼ見当たりません。
Forerunner 570の口コミ
アップルウォッチから乗り換え。
★5「アップルウォッチから乗り換え」/引用元:Amazon
こちらを購入するまでアップルウォッチを着用していたが、ランニングのためにGarmin570購入。
結果大満足。
バッテリー管理から解放されるって素晴らしい。
GPSの精度が素晴らしい。
健康管理デバイスとしても非常に優秀。
睡眠管理、現在のストレス、状態、ボディバッテリー、可視化して提示してくれる。
メール通知も着信もその他アプリの通知も問題なし。iPhoneとはBluetoothで接続。
Suica支払いもかざすだけ。
アップルウォッチは良くも悪くもスマホの延長。
腕にスマホなんていらなかったと気づかせてくれた。
ただ!
Garmin connectというアプリ。
これはダメ。使いづらい。
設定に四苦八苦。
デバイス優秀、アプリ最低。
ガーミン165の後継として購入しました。基本的に使い方は同じなので戸惑うことなく使用しています。音が聞こえやすくなった感じなのと心拍が精度が上がっている感じはします。GPS感度もよく今のところ使い勝手はいいです。傷付かないように同時に売っていましたカバーも付けました。
★5「サイズも大きくなって画面が見やすい」/引用元:Amazon
forerunnerシリーズでは42mmサイズで女性むきです。42mmでも文字はくっきりと見え、サイズを最大すればストレスなくメッセージなど読めます。フェイスのカラーバリエーション多数で、ゴツゴツさがなくて「かわいい・素敵」な印象になっています。Forerunnerですが42mmはフラッシュライトはついていません。ソーラー充電もできません。アプリは充実しているのでスポーツ一般では不自由なしです。バッテリーの充電頻度に関しては、使い方条件で変わってきますが、通話・決済・電波検索などなければ、1週間もちそうです。
★5「ファッショナブルで役立つスマートウォッチ」/引用元:Amazon
Forerunner 570は⭐︎4.5(114件)の好評価を獲得しています。570の口コミは、Apple Watchや下位モデルからの乗り換え組が多く、心拍精度の向上・スピーカーの聞きやすさ・42mmのサイズ感が評価されています。ランニング以外の「普段使いの時計」としての満足度が265より高いのが特徴で、健康管理や通知を含めて1つの時計で済ませたい方に選ばれています。
結局どっちがおすすめ?Forerunner 265と570の選び方
ここまでの違いをふまえ、どちらを選ぶべきかをタイプ別に整理します。次の2つを解説します。
- Forerunner 265がおすすめな人
- Forerunner 570がおすすめな人
Forerunner 265がおすすめな人
走るための機能に予算を使って、長時間のGPS稼働を優先したいという方は、Forerunner 265がおすすめです。理由は、マルチバンドGPS・トレーニングレディネス・乳酸閾値といった計測と分析の性能が570と同じまま、GPSモードの稼働時間は約20時間と570より2時間長く、価格も約10,000円安いからです。
実際、Amazonのレビューでも「GPSの捕捉も早い」「機能的には十分すぎるほど」「電池持ちは1週間は持つ」と極めて高い評価が集まっています。
「265を選んで後悔しないか不安」と悩んでいる方に向けて、通話・質感を重視しない限り265で十分と筆者は考えます。
Forerunner 570がおすすめな人
心拍精度・通話・体調の可視化まで含めて、仕事と日常の時計を1つにまとめたい方は、Forerunner 570がおすすめです。理由は、第5世代心拍計と皮膚温・イブニングレポートで日々のコンディション管理が細かくなったから。そして、マイク・スピーカーとアルミベゼルの質感によって、日常の使い勝手と見た目が265から大きく変わるからです。
実際、レビューでも「音が聞こえやすくなった感じなのと心拍が精度が上がっている感じ」と、日常での評価が具体的に語られています。
さらに、2025年11月の値下げで275との価格差は約11,000円まで縮まりました。そのため、現時点で第5世代センサーと通話が手に入るの570の方がコスパは良いと筆者は考えます。
Apple Watchから乗り換えて通知や通話を手放したくない方、42mmの小ぶりなサイズで最新機能を使いたい方は、570を選べば後悔はしないでしょう。
まとめ|Forerunner 265と570は「走る以外に何を求めるか」で選ぶ
Forerunner 265と570の違いは、心拍計の世代、マイク・スピーカーによる通話と音声操作、皮膚温などの健康指標、アルミベゼルと2サイズ展開、バッテリーと価格の5点でした。走るための計測と分析は同じで、バッテリーはむしろ265が長く、地図はどちらにもありません。
走る機能に集中してGPS稼働時間と価格を優先するなら265、心拍精度・通話・体調管理まで含めて日常の時計にもするなら570が向いています。
Forerunner全体の階層や、165・965・970を含めた選び方はForerunner全モデル比較で、Garminの他シリーズとの違いはガーミン全シリーズ比較で解説しています。


下位モデルの165との違いは165と265の違いで、地図を内蔵した900番台の違いは965と970の違いで解説しています。




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